ミニコラム
抜歯を安全・確実・スムーズにおこなえるゴルツチップの秘密
~刃先+超音波~
- ゴルツチップの先端の形をよくご覧下さい。
先端が刃先状になっているのがおわかりでしょうか。
この刃先部分の薄さは、なんと1mmをきります。
この薄さのおかげで、歯根面と歯槽骨の間に入り込むことができ、アプローチが容易になります。
- 剥離をおこなうためには刃先の薄さに加え、「超音波」の力を応用していることがとても重要になります。
(超音波についての解説はコチラをご参照下さい。)
ゴルツチップでは、チップの先端部分が数十μmの微細な振動をすることで、切削抵抗が小さくなる効果が活かされています。
厚さ0.1mmの紙も、超音波を加えたゴルツチップで切ることができます(右の写真)。
このような要因によって、ゴルツチップは歯根面と歯槽骨の間に入り込み、超音波による切開力を伴いながら、その隙間をどんどん拡げて剥離させます。
また、超音波を最大限に活かせる形状にするために、幾重もの改良を重ね、この最適な形状になりました。 - 剥離の効果を最大限に発揮するため、ご使用前には形状・パワー設定・注水をおこなうなど最適な条件(「ゴルツチップのご使用方法」参照)の下、ご使用下さい。
?超音波とは?
ご存知の先生も多数いらっしゃることと思いますが、ここで超音波について説明します。
- 人間が音として認識している音波は、振動数がおよそ16Hz~20kHzまでの振動のことをいいます。
この周波数よりも高いもの、人間の耳で聞くことを目的としない音波が一般的に「超音波」と言われています。 - 超音波は、様々な分野で広く活用されています。医療機器としては、超音波診断装置、超音波治療器、超音波手術器、超音波結石破砕装置などが挙げられます。
もちろん当社が誇る多目的超音波治療器「エナック11WV」にも活用されています。
※製品の色はコンピューターディスプレイにより、実際の色と異なる場合があります。
※商品は改良の為,予告なしに仕様を変更することがありますので予めご了承下さい。
※写真はイメージです。