東京都 A歯科

「勤務医時代、特に気になっていたのは近所の歯科医院で『うちでは治療できない』と言われて紹介されてくる患者さんの多さでした。複数の持病のある方や、お体の不自由な患者さんがわざわざ1時間も2時間もかけて総合病院の歯科に通院されている現実に疑問をもちました」と語る院長。そうした思いが募り、開業を決めました。

開業準備にあたり、通いやすい場所にある1階の物件にこだわったのも、入口と歩道に段差をつくらなかったのも、待合室から診療室への通路を緩やかなスロープにするなど院内をバリアフリーにしたのも、すべて、あらゆる患者さんにとっての通いやすさを実現するため。
もちろん、通いやすさへの工夫はハード面にとどまりません。患者さんにはお薬手帳を持参してもらい、飲んでいる薬を確認。抗凝固剤を服用している場合などは特に注意し、持病も事前に確認して十分な対策を講じています。来院時には動作や表情をよく観察し、患者さま一人ひとりの状態に合わせたきめ細やかなサポートを実践しています。

全身の健康や近年大きな問題になっているオーラルフレイルに着目した診療を重視し、単に口腔の診療を行うのではなく、一人ひとりの既往歴や生活歴のこと、今後の生き方などを詳しく聞いて、その方に最も適した診療を行っていきます。